Sanseido Dictionary
花筐
はながたみ 【花 筐 】一 3 (名 )花を摘んで入れる籠 (かご )。「うちむれて若菜摘む野の ―」〈続古今和歌集 春上 〉二 (枕詞 ) 1 の編み目が細かく並んでいるところから ,「めならぶ 」にかかる 。「―めならぶ人のあまたあれば 」〈古今和歌集 恋五 〉
花筐
はながたみ 【花筐 ・花形見 】能の一 。狂乱物 。世阿弥作 。越前国味真野 (あじまの )の照日の前が ,寵愛を受けた大迹辺 (おおあとべ )皇子 (のちの継体天皇 )を慕って都へ上り ,御幸の行列に形見の花籠をもって惑乱して現れ ,再び召される 。