草双紙
くさぞうし ―ざうし 3 【草双紙 】江戸中期から明治の初めにかけて作られた挿絵主体の仮名書きの読み物 。子供向けの絵解き本に始まり ,次第に大人向きのものになり ,浄瑠璃の素材や遊里に題材を取り ,洒落 滑稽を交えるものが出た 。のち教訓物 敵討物が流行した 。絵双紙 。表紙の色や装丁によって ,赤本 黒本 青本 黄表紙 合巻 (ごうかん )などに区別されるが ,特に合巻のみをさす場合がある 。