菖蒲の鬘
あやめ のかずら ―かづら 【〈菖蒲 〉の 鬘 】ショウブで作った鬘 。中古 中世 ,邪気を払うまじないとして ,端午の節会 (せちえ )の式に ,天子も群臣もこれを冠に結びつけるのをならわしとした 。あやめかずら 。しょうぶかずら 。そうぶのかずら 。
そうぶ のかずら さう ―かづら 【菖 蒲 の 鬘 】 →あやめのかずら (菖蒲鬘 ) に同じ 。「五月の節のあやめの蔵人 。―,赤紐の色にはあらぬを 」〈枕草子 89 〉