蓋し
けだし 1 【蓋 し 】(副 )① 〔多く漢文訓読に用いられた語 〕かなりの確信をもって推量するさま 。思うに 。確かに 。「―名言というべきだろう 」② 疑いの気持ちをもって推量したり仮定したりする意を表す 。ひょっとして 。もしかして 。もしや 。「馬の音のとどともすれば松陰に出でてそ見つる ―君かと 」〈万葉集 2653 〉「わが背子し ―罷らば 」〈万葉集 3725 〉