覚鑁
かくばん 【覚鑁 】[1095 〜1143 ]平安末期の真言宗の僧 。諡号 (しごう ),興教大師 。肥前の人 。新義真言宗の祖 。仁和寺で密教を学ぶ 。高野山に大伝法院を建立し ,金剛峰寺の座主を兼ねたが ,反対にあい紀州根来 (ねごろ )に移り ,円明寺を建立 。その事相の門流は伝法院流という 。著 「五輪九字明秘密釈 」など 。