Sanseido Dictionary
輪廻
りんね ―ゑ 1 【輪 廻 】(名 )スル 〔「りんえ 」の連声 〕① 〘仏 〙〔梵 saṃsāra 流れる意 〕生あるものが死後 ,迷いの世界である三界 六道を次の世に向けて生と死とを繰り返すこと 。インド思想に広くみられる考えで ,仏教の基本的な概念 。生死 (しようじ )。輪廻転生 (りんねてんしよう )。流転 (るてん )。② 連歌 俳諧で ,一巻中に同意 同想の語句や趣向が繰り返されるのを嫌っていう語 。③ ある一連の経過を経て生起する地学現象が ,循環的に繰り返すと考えていう語 。地形輪廻など 。サイクル 。④ 執着の深いこと 。「―したる女かな 」〈浄瑠璃 出世景清 〉