違う

たが う たがふ 2 【違 う 】一 （動 ワ 五 [ハ 四 ]）① 相違する 。一致しない 。くいちがう 。「事志と ―う 」「案に ―わず 」「なき人の御ほい ―はむがあはれなること 」〈源氏物語 蓬生 〉② 背反する 。そむく 。「人の道に ―う行為 」「汝 （いまし ）を頼み母に ―ひぬ 」〈万葉集 3359 〉③ 変わる 。通常の状態でなくなる 。「いかでかは御色も ―ひてきららかにおはする人とも覚えず 」〈大鏡 道兼 〉〔「たがえる 」に対する自動詞 〕二 （動 ハ 下二 ） →たがえる

違う

ちが う ちがふ 0 【違う 】一 （動 ワ 五 [ハ 四 ]）① 二つの事物が一致しない 。異なる 。差がある 。「色の ―う二枚の折り紙 」「英語と日本語では語順が ―う 」「年が ―いすぎます 」② それとは別のものである 。異なったものである 。「いつもと ―う背広 」「注文と ―う品が届く 」「昨日と ―って今日はいい天気だ 」③ 正常な状態からずれる 。「首の筋が ―った 」「気が ―う 」④ 正しいとされるものや基準となるものと合っていない 。「答えが ―っている 」「字が ―う 」⑤ 約束などが守られない 。「それでは話が ―うじゃないか 」「筈ガ ―ウ 」〈日葡辞書 〉⑥ 反対方向から来たものが ，ぶつからないで交差する 。「行き ―う 」「すれ ―う 」「足の下に鵜飼ひ ―ふ 」〈蜻蛉日記 中 〉⑦ 入れ違いになるようにする 。「とかく ―ひて能登殿にはくまれず 」〈平家物語 11 〉〔「たがう 」の転か 。「違える 」に対する自動詞 〕 →異なる （補説欄 ） 二 （動 ハ 下二 ） →ちがえる