野守の鏡
のもり のかがみ 【野守の鏡 】〔雄略天皇が鷹 (たか )狩りをしたときに ,逃げた鷹を野守が野の水に映った影によって発見したという 「袖中抄 」などに見える故事から 〕野中のたまり水に物影が映るのを鏡にたとえた語 。和歌では ,普通では見えないものを見ることができる鏡の意にいわれる 。「はし鷹の ―みてしがな 」〈新古今和歌集 恋五 〉