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Sanseido Dictionary

開ける

はだ ける 3 0 ける 下一 カ下二 はだ はたける とも 衣服の襟元 裾などを広げる 。着物の前を ける 手足や目 口などを大きく開く 。声をいださんとて口を けるひまに 仮名草子 伊曽保物語

 

開ける

ひら ける 3 開ける 下一 カ下二 ひら 前方にさえぎる物がなく ,広く遠くまで見わたせる 。視界が ける 南側が けた家 あめつちの けはじまりける時より 古今和歌集 仮名序 (比喩的に )前進するのにじゃまなものがなくなる 。解決への道が ける 社の将来が けてきた (「運が開ける 」の形で )よい状態に向かう 。運が向く 運が けてくる 多くの人が住みついてにぎやかになる 。古くから けた港町 文化 文明がそこで進展する 。また ,人の考えが進歩する 。開化する 。古くから文明が けた地域 世の中が けて迷信を信じる人が減る 今は学問が けたから ,そんな事を考へるものは ,もう一人もなくなつちまつた 明暗 漱石 人情に通じ ,物分かりが良い 。あの人は取っつきは悪いが案外 けている 道路 鉄道などが通じる 。近来汽車が けたから 戸隠山紀行 美妙 花が咲く とく けたる桜の色もいと面白ければ 源氏物語 乙女 心にわだかまりがなく晴れ晴れとする 。ひさかたの月夜を清み梅の花心 けて我 (あ )が思へる君 万葉集 1661 開く に対する自動詞 〕