靭猿
うつぼざる 【靭猿 】① 狂言の一 。大名が ,猿曳 (さるひき )の連れている猿の皮を靫 (うつぼ )にしたいと所望するが ,猿のいじらしさに心をうたれてあきらめる 。猿曳はその返礼に猿を舞わす 。② 歌舞伎舞踊の一 。常磐津 。本名題 「花舞台霞の猿曳 」。二世中村重助作 。1838年初演 。 ① によるもの 。③ 長唄の一 。1869年 (明治2 )二世杵屋 (きねや )勝三郎作曲 。純演奏曲 。 ① を長唄にしたもの 。