頼り
たより 1 【頼り 】〔動詞 「頼る 」の連用形から 〕① たのみとする物や人 。「夫を ―にする 」「地図を ―に山を登る 」② てづる 。つて 。縁故 。「―を求めて就職する 」③ 手がかり 。きっかけ 。契機 。「真成 (まこと )の小説稗史となるべき道をひらかん ―となるべし 」〈小説神髄 逍遥 〉④ 手段 。方便 。「あふべき ―もなければ 」〈浮世草子 好色五人女 4 〉⑤ 便利 。便宜 。「―よき小嶋に姫宮を預け置 」〈浄瑠璃 国性爺合戦 〉⑥ 都合のよい時 。ついで 。幸便 。「をとこなま宮づかへしければ ,それを ―にて 」〈伊勢物語 87 〉⑦ つながり 。関連 。「簀子 透垣の ―をかしく 」〈徒然草 10 〉