鳥の跡
とりのあと 【鳥の跡 】〔昔 ,中国で ,蒼頡 (そうけつ )という人が ,鳥の足跡を見て文字を作ったという故事から 〕① 文字 。手跡 。また ,文字を書いたもの 。手紙など 。「水の上に浮きたる ―もなくおぼつかなさを思ふころかな 」〈新古今和歌集 恋一 〉② 手跡が下手 (へた )なことのたとえ 。「心にくき所へ遣はす仰せ書などを ,誰もいと ―にしもなどかはあらむ 」〈枕草子 158 〉