まざまざ
まざまざ 3 (副 )(多く 「と 」を伴って )① 現に目の前に見るように ,はっきりと示したり ,思い浮かべたりするさま 。「実力の相違を ―と思い知らされる 」「災害の恐ろしさを ―と見せつける 」「あの日の光景を ―と思い出す 」② まことしやかなさま 。ぬけぬけ 。「しれてある年を ―と五つ隠されし 」〈浮世草子 本朝二十不孝 1 〉「―欺していかれたのが 」〈人情本 いろは文庫 〉③ むざむざ 。みすみす 。「―と水を飲んでは死なぬものを 」〈浮世草子 武道伝来記 3 〉
まざまざしい
まざまざし い (形 )《文 シク まざまざ し 》〔「まさまさしい 」とも 。近世語 〕① 実際に目の前に見るようである 。ありありとしている 。「寝るとも思はぬその間に ,―しい夢を見ました 」〈浄瑠璃 薩摩歌 〉② まことしやかである 。しらじらしい 。「まこと ―しき顔して 」〈浮世草子 諸艶大鑑 7 〉
まざまざ まざまざと 副詞 【鮮やかに 】vividly ; 【はっきりと 】clearly ; 【明確に 】distinctly .▸ その光景をまざまざと思い出す recall the scene vividly [clearly ].