二元論
にげん ろん 2 【二元論 】〔 dualism 〕〘哲 〙物事を相対立する二つの原理または要素に基づいてとらえる立場 。神話や宇宙論における光と闇 ,陰と陽 ,哲学における形相と質料 ,現象と本体 ,宗教や道徳における善と悪 ,など多くの思想領域に見いだされる 。西洋近代では ,精神と物体を二実体ととらえるデカルトの物心二元論ないしは心身二元論が近代哲学を特徴づける枠組みを与えている 。 →一元論 →多元論 →心身二元論